*写真や文章は同意を得て掲載しています*
仕事と育児や家事の両立は、
まさに時間との闘いです。
その中でも特に慌ただしいはずの送迎時に、
保護者さんは満面の笑顔で子どもを
抱きしめたり、
帰りの準備を親子でする等、
それぞれの年齢や発達に合わせて、
親子の時間を大切にされています。
お迎えの時には、
集団の中で長時間過ごした
子ども達の心身に疲れが
一気に出てきます。
さっきまで機嫌が良かったのに、
親御さんに無理難題を言ったり、
遊びが切り上げられなかったり・・・
我が子を連れて帰るのも
ひと苦労されることもあります。
ある男児は、
自分のルーティンを崩されることが
すごく苦手!
それがわかっているから、
「さあ~帰ろうね。帰る支度をしよう!」
とゆったりと声をかけるお父さん。
お父さんは、我が子が自分から
動き出すまでニコニコ笑って待っています。
そして、必要なことだけ
端的に我が子に伝えています。
ついつい、させることにこだわり、
「早くしよう!」「すごいね~」等々・・・
ひたすらさせるために
声をかけ続けてしまうことはありませんか?
ひたすら声をかけ続けることは、
子ども自身に考えたり、
試す余裕さえ奪ってしまいます。
このお父さんのように、
子どもなりの時間軸で動き出すまで、
静かに見守るのも
大事な関りのひとつだと思いました。
子どもが育つということは、
自分で考えて、自分で動きだす力を
蓄えていくことなのでしょうね!
*ルーティンとは、
「決まった動作」や「日課」という意味の言葉。